気づいてる?AIの価値は「つくる」だけじゃなかった。|AIと働く Vol.04

AIの価値は完成物だけではなく、制作過程にあることを表現した「AIと働く」シリーズのアイキャッチ AIと働く
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普段のデザインや創作活動の中で、AIはとても便利です。

この画像を、もう少しこうしたい。

文章の言い回しを考えてほしい。

Webサイトを作ってみたい。

そんな時、AIはすぐに手伝ってくれます。

私も最初は、AIの価値は「つくること」だと思っていました。

文章をつくる。

画像をつくる。

コードをつくる。

作業を速くする。

もちろん、それだけでも十分すごいです。

でも、ある日ふと気づきました。

AIの価値は、つくることだけではないのかもしれない、と。

きっかけは、「余韻」という言葉でした。

別の相談をしていた時のことです。

AIが、こんなことを言いました。

「あなたなら、こういう使い方もできますね。
それに、“余韻”を大切にする表現が好きですよね。」

その言葉を見た時、少し手が止まりました。

あれ。

なんで、それ知ってるんだろう。

確かに私は、コピーを考える時に「余韻」という言葉をよく使います。

言い切りすぎるより、少し余白を残したい。

説明しすぎるより、読んだあとに何かが残る表現にしたい。

そんな話を、これまで何度もAIに相談していました。

でも、自分ではそこまで意識していませんでした。

AIに言われて、初めて気づいたんです。

もしかしてAIは、完成した文章だけではなく、
自分が大切にしている感覚まで、会話の中から拾っているのかもしれない。

チャットには、制作の途中が残っている。

考えてみると、AIとのチャットにはいろいろなものが残っています。

うまくいかなかったこと。

途中で考えが変わったこと。

何度もやり直したこと。

「ちょっと違う気がする」と迷ったこと。

「こっちの方が自分らしい」と思ったこと。

完成したものだけではありません。

そこにたどり着くまでの途中が、ほとんどそのまま残っていました。

昔は、ブログを書こうと思うと大変でした。

スクリーンショットを探して、

GitHubの履歴を見返して、

メモを読み返して、

曖昧な記憶をたどる。

「あの時、何に困ってたんだっけ。」

「どうやって解決したんだっけ。」

「その時、何を面白いと思ったんだっけ。」

そこを思い出すところから始まっていました。

でも今は、チャットを開けば、その時の会話が残っています。

ただの作業記録ではありません。

悩んでいた自分も、

試していた自分も、

途中で方向転換した自分も、

そこに残っています。

これは、一次情報のログかもしれない。

その時、ふと思いました。

これって、誰かにとって価値のある記録なんじゃないか。

AIについて調べた記事ではありません。

AIの使い方をきれいにまとめた記事でもありません。

自分が実際にAIと作って、

失敗して、

悩んで、

少しずつ分かっていった記録です。

つまり、一次情報です。

最初からそんな大げさなことを考えていたわけではありません。

ただ、AIに相談しながら作っていただけです。

でも、その会話が積み重なるうちに、

「これは残しておいた方がいいかもしれない」

と思うようになりました。

人は忘れる。だから、ログが必要になる。

人は忘れます。

毎日いろいろな仕事をして、

新しいことを考えて、

次の予定に追われていると、

数日前のことでも意外とすぐに忘れてしまいます。

特に忘れやすいのは、結果ではありません。

過程です。

なぜそう考えたのか。

どこで迷ったのか。

どの瞬間に「あ、分かった」と思ったのか。

そういう細かい感覚ほど、時間が経つと薄れていきます。

でも、そこにこそ記事の面白さがある気がしています。

AIとのチャットには、その過程が残っています。

最初はこう思った。

やってみたら違った。

AIと話しているうちに、考えが変わった。

もう一度試してみた。

ようやく分かった。

その流れが残っているから、あとから読み返した時に、その時の自分に会いに行くような感覚になります。

だから、AI実験室が生まれました。

AI実験室は、AIを紹介するブログではありません。

AIと一緒に作ってみたら、何が起きるのか。

どこでつまずくのか。

何が分かるようになるのか。

その過程を残していくブログです。

AIが文章を書いてくれることも便利です。

画像を作ってくれることも、

コードを書いてくれることも、

もちろん便利です。

でも、それ以上に大きかったのは、

AIが、制作の過程を一緒に覚えていてくれることでした。

人は忘れます。

でも、チャットには残っています。

その時の迷いも、

失敗も、

発見も、

自分でも気づいていなかった言葉のクセも。

それは、未来の自分にとっての制作ノートであり、

誰かにとっては、これからAIと何かを作るためのヒントになるかもしれません。

だから私は、このログを記事にしてみようと思いました。

そして気づいたら、

AI実験室というブログが始まっていました。

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