AIが再現したのは、写真ではなくプロの撮影技術でした。|AI実験ノート #26

スマホで撮影した商品写真をもとに、AIが撮影スタイルを分析する過程を表したAI実験ノート #26のアイキャッチ AI実験ノート

商品撮影というと、

照明を組んで、

背景を用意して、

プロのカメラマンが撮影する。

たくさんの労力と時間をかけて行われます。

そのため、商品撮影ができない場合もあります。

今回、ある新商品の広告を作ることになったとき、手元にあったのはスマホで撮った写真だけでした。

もちろん商品の形は分かります。

でも広告として見ると、

「もう少し透明感がほしい。」

「もっと商品の魅力が伝わる写真にならないかな。」

そんなことを考えながら、他の商品広告を眺めていました。

そのとき、ふと思ったんです。

「この写真を真似するんじゃない。」

「この撮影技術を言葉にできれば、AIで再現できるんじゃない?」

そこから今回の実験が始まりました。

まずは普通にスマホで撮影しました

今回使った元画像はこちらです。

スマホで撮影した大福茶の元写真
スマホで撮影した福水の元写真

どちらもスマホで撮影しただけ。

特別な照明もありません。

背景も白い壁です。

広告制作の現場では、

「もう少し良い写真があれば…」

と思う場面は意外とあります。

今回は、そんな普通の写真からスタートしました。

AIにお願いしたのは、写真を作ることではありません

今回参考にしたのは、プロが撮影した商品写真です。

ただし、

その写真をコピーしたかったわけではありません。

AIにお願いしたのは、

その写真の

  • ライティング
  • 影の落ち方
  • 透明感
  • 質感
  • 構図
  • 商品の存在感

こうした特徴を分析してもらうことでした。

つまり、

写真ではなく、撮影スタイルを言葉にしてもらったんです。

その撮影スタイルを、自分の商品写真へ適用しました

AIが言語化した撮影スタイルを使って、スマホで撮影した写真を仕上げてみました。

まずはこちら。

AIで撮影スタイルを適用した大福茶の商品写真1
AIで撮影スタイルを適用した大福茶の商品写真2

そして、別の商品でも試してみます。

AIで撮影スタイルを適用した福水の商品写真1
AIで撮影スタイルを適用した福水の商品写真2

正直、ここまで雰囲気が変わるとは思っていませんでした。

もちろん細かく見ると、人が調整したい部分はあります。

それでも、

SNSやECサイト、

商品紹介ページなどで使うには十分な品質です。

一番驚いたのは、別の商品でも再現できたことでした

今回驚いたのは、

写真がきれいになったことではありません。

別の商品でも、同じ撮影スタイルを再現できたことです。

お茶。

水。

商品の色も形も違います。

それでも、

光の入り方や透明感、

商品の見せ方には共通した世界観が生まれています。

ここで初めて気付きました。

AIが再現したのは写真ではありません。

プロの撮影技術だったんです。

「なんとなく好き」が、知識になりました

今まで私は、

広告写真を見ても、

「この写真、なんとなく好き。」

そんな感覚で終わっていました。

でもAIは、

その”なんとなく”を言葉にしてくれます。

光はどこから当たっているのか。

なぜ透明感があるのか。

影はどのくらい入っているのか。

背景はどう処理されているのか。

商品の存在感は、どう作られているのか。

今まで感覚だったものが、

AIによって再利用できる知識へ変わりました。

これは写真だけではありません。

デザイン。

動画。

プレゼン資料。

AIは、プロの技術を分析し、

再利用できる形へ変えてくれるのかもしれません。

💡 AI先生の知恵袋

プロの撮影技術を再利用する5ステップ

プロの撮影技術を再利用する5ステップ

① スマホで商品写真を撮影する

② プロの商品写真を参考にする

③ AIに撮影スタイルを言語化してもらう

④ 自分の商品写真へ適用する

⑤ 最後は人が微調整する

AIが得意なのは、写真をコピーすることではありません。

プロが積み重ねてきた技術を分析し、再利用できる形にすることです。

まとめ

今回の実験で驚いたのは、

AIが写真をきれいにしたことではありませんでした。

プロの撮影技術を、言葉として再利用できたこと。

これが一番大きな発見でした。

今まで、

「センスがある。」

「なんとなく好き。」

で終わっていたものが、

AIによって説明できる技術へ変わり始めています。

これからは、

写真を撮る技術だけではなく、

良い写真を言葉で説明する技術も、大きな武器になるのかもしれません。

次は、この方法を実際の広告制作で安心して使うために、守秘義務とAIの付き合い方についても実験してみようと思います。

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