はじめに|分析は、続かない
GA4とSearch Consoleは、以前から入れていました。
アクセス数も見られるし、検索順位も分かります。
でも、問題がありました。
忙しくなると、見なくなるんです。
公開した直後は気になります。
数字が伸びるとうれしいし、順位も確認します。
部署が立て込むと後回し。
気が付けば、数週間開いていないこともありました。
分析が大切なのは分かっています。
外注するほどではないけれど、人は続きません。
少なくとも私は、続きませんでした。
だから今回は、アクセス解析の方法を覚えることではなく、分析を続けられる仕組みを作ることにしました。
AIアナリストを迎えることにした
最近は、AIと一緒に記事を書くことが増えました。
構成を考えたり、文章を整えたり。
「もっと伝わるかな?」と相談する相手にもなっています。
そんなある日、ふと思いました。
記事だけじゃなく、アクセス解析もAIと一緒に考えたら面白いんじゃないか。
どの記事が読まれたのか。
なぜクリックされたのか。
次は何を試せそうか。
数字を見るだけでは気付けないことも、一緒に考えてもらえそうです。
ということで、AI実験室編集部にAIアナリストが入社しました。
AIに必要なのは、CSVでした
AIが分析するためには、元になるデータが必要です。
GA4のデータ。
Search Consoleのデータ。
この2つをCSVで渡せば、AIも分析しやすくなります。
そこでGoogle Antigravityに相談すると、
「Google Cloud APIを使えば自動で取得できますよ。」
とのこと。
なるほど。
それなら毎週分析できそうです。
……と思ったのも束の間でした。
Google Cloudは、地下組織みたいだった
まずはGoogle Cloudの設定から。
画面を開いた瞬間、少し固まりました。
サービスアカウント。
OAuth。
IAM。
JSONキー。
見慣れない言葉が次々に出てきます。
正直な感想は、一つでした。
「地下組織の管理画面かと思った。」
何を設定しているのか。
何を許可しているのか。
最初はさっぱり分かりません。
スクリーンショットを送りながら、Google Antigravityに一つずつ教えてもらい、少しずつ設定を進めていきました。
全部を理解したわけではありません。
端々は、でも、「何のための設定なのか」は少しずつ見えてきました。
CSVは取れた。位置的には、それじゃ続かない
設定が終わり、ターミナルで実行。
しばらく待つと、CSVが出力されました。
「できた!」
普通にうれしかったです。
これでAIに分析してもらえます。
……でも、すぐに思いました。
「いや、だから毎週これをやらなくなるんだよ。」
ターミナルを開いて。
CSVを取得して。
保存して。
AIへ渡す。
一回ならできます。
部署的に、でも、毎週はきっと続きません。
今回の目的は、CSVを取ることではありません。
分析を続けることです。
毎週、データが届くようにした
そこで、毎週自動でCSVを取得し、自分のGmailへ送る仕組みを作りました。
これなら、毎週データが届きます。
途中で、こんなことも考えました。
「ChatGPTへ直接送れないのかな?」
調べてみると、APIを使えばできそうです。
ただ、今回は見送りました。
従量課金が少し気になったことと、まずはシンプルに始めたかったからです。
今は、
毎週CSVが届く。
ChatGPTへ渡す。
AIアナリストと編集会議をする。
この流れにしています。
全部を自動化することよりも、続けられることを優先しました。
データが自動で届き、最後だけ手動でつなぐ

GA4とSearch ConsoleのデータをGoogle Cloud APIで自動取得し、CSVに変換。そのCSVをアプリパスワードで自動的にGmailへ送信します。あとはChatGPTへ手動で渡すだけ。分析結果をもとに、記事の方向性や優先度の高いテーマを決める「編集会議」につなげています。
Looker Studioという存在も知った
作業を進める中で、Looker Studioの存在も知りました。
「そんな便利なのあるの?」
というのが最初の感想です。
Looker Studioは、数字を見やすく整理するのが得意です。
一方で、AIアナリストは数字を一緒に考える担当。
役割が少し違います。
グラフを見るだけでは終わらない。
「なぜこうなったんだろう。」
「次は何を試そう。」
そこまで会話できるのが、AIアナリストの面白いところだと思っています。
作ったのは、CSV取得システムではない
今回作ったのは、CSV取得システムではありません。
本当に作りたかったのは、分析を続けられる仕組みです。
人は、忙しくなると後回しにしてしまいます。
だから、気合いで続けるのではなく、自然と始められる流れを作る。
毎週データが届く。
AIアナリストと一緒に考える。
それだけで、数字との距離が少し近くなった気がします。
来週から、本当の編集会議が始まります。
数字を見るだけでは終わらない。
「次は何を試そう。」
そんな時間が、少しずつ増えていきそうです。
数字を見る時間より、考える時間が増えそう。
数字を読むのはAI。
次の実験を決めるのは、まだ私の仕事です。

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