AIを使うようになってから、仕事のスピードは以前よりずっと速くなりました。
でも今回、一番大きな収穫はスピードではありませんでした。
今までブラックボックスだったWebサイトの裏側を、自分の手で設定しながら理解できたことです。
この記事はサーバーの設定方法を解説する記事ではありません。
AIと一緒に試行錯誤したことで、「Webサイトってこういう仕組みだったんだ」と腑に落ちた実験の記録です。
AIに相談したら、新しい道が見えてきた
あるクライアントのWebサイトを、AIと一緒に制作していました。
デザインも完成し、コーディングも終わっています。
ところが、一つ問題がありました。
クライアントが現在利用しているのは、ノーコードでホームページを作るサービスです。
AIが生成したHTMLやCSSを、そのままアップロードすることはできません。
しかも、まだ契約期間が残っています。
メールアドレスもそのまま使い続けたい。
「全部引っ越さないとダメなのかな。」
そう思ってAIに相談しました。
すると返ってきたのは、
「Webサイトだけを別の場所で公開すればいい。」
という提案でした。
公開先はCloudflare Pages。
ドメインやメールは今までどおり使う。
最初は、
「そんなことができるの?」
と思いました。
でも、この提案がWebサイトの仕組みを理解するきっかけになりました。
あちこち設定する。でも考え方はシンプルだった
実際の設定は決して簡単ではありませんでした。
GitHub。
Cloudflare。
ConoHa。
DNS。
管理画面はそれぞれ別です。
設定する場所も何度も行ったり来たりしました。
途中では、
DNSを書き換えたり、
SSLの発行を待ったり、
CloudflareがActiveになるまで待ったり。
やることは想像以上にたくさんありました。
でも、一つひとつ役割を理解しながら進めると、不思議なくらい仕組みはシンプルでした。
複雑だったのは設定画面であって、
仕組みそのものではありませんでした。
DNSは交通整理だった
今回、一番印象に残ったのはDNSです。
今までは、
「何となく必要な設定」
くらいの認識でした。
でも実際は違いました。
DNSは、
アクセスを正しい場所へ案内する交通整理役だったのです。
その案内の先には、
Webサイトを公開する場所があり、
メールを受け取る場所があります。
今まで「サーバー」と一言で呼んでいたものが、
実は役割ごとに分かれていました。
ただの箱だと思っていたサーバーの世界に、
急に奥行きが見えてきた瞬間でした。
待っている時間も勉強だった
設定が終わっても、
Cloudflareはすぐには「Active」になりませんでした。
最初は、
「何か失敗したかな。」
と少し焦りました。
でも数分後、
自動でActiveになりました。
DNSは保存した瞬間に世界中へ反映されるわけではありません。
少しずつ反映されていく。
その流れを自分の目で確認できたことも、大きな学びでした。
Webとメールは別々に考えられる
今回、一番意外だったのはここでした。
私は、
「サーバーを変えたらメールも変わる。」
そう思っていました。
でも実際には違いました。
今回の構成は、
- Webサイト:Cloudflare Pages
- DNS:Cloudflare
- メール:ConoHa
です。
つまり、
Webサイトだけを引っ越し、メールはそのまま使う。
そんな運用ができました。
「サーバーを引っ越す」というより、
役割ごとに担当を分ける。
この考え方を知ったことで、Webサイト全体の仕組みが一本につながりました。
AIに任せることと、AIを使って理解することは違った
今回の設定も、おそらくAIにお願いすれば代わりに進めてくれたと思います。
でも今回は、自分で理解しておきたい気持ちが強くありました。
今は自分のサイトだから失敗しても戻せます。
でも、この先はクライアントのサイトを触ることになります。
そのとき、
「AIがそう言ったから。」
では責任は持てません。
だからこそ、一つひとつ確認しながら、自分の手で設定を進めました。
AIは答えを教えてくれます。
でも、本当に価値があったのは、
答えではなく、その理由を何度でも聞けたことでした。
まるで隣に先生がいるように、
「これは何?」
「なぜ?」
を繰り返しながら進められた。
それが、今まで避けていた世界を理解できた理由だったと思います。
AIのおかげで、チャレンジできた
今回、一番変わったのはCloudflareの使い方ではありません。
Webサイトは、一つのサーバーで動いている。
ずっとそう思っていました。
でも実際には、
公開する場所。
交通整理をする場所。
メールを受け取る場所。
それぞれが役割を分担しながら動いていました。
設定は決して簡単ではありませんでした。
でも、仕組みは驚くほどシンプルでした。
分からなかったのは技術ではなく、
それぞれの役割だったのです。
そして、その世界へ踏み出せたのはAIがいたからでした。
もしAIがいなければ、
私は「難しそうだからやめておこう」と思い、チャレンジのスタートラインに立つことすらできなかったと思います。
AIは作業を速くする道具。
そう思っていました。
でも今回感じたのは、それだけではありません。
AIは、難しい世界を手取り足取り案内してくれる先生でもありました。
AI先生の知恵袋
Webサイトはどうやって表示される?

今回理解できたのは、「サーバー」と一言で言っても役割が違うということでした。
まず、Cloudflare Pagesで「このドメインを受け入れます」とカスタムドメインを設定します。
そのあとDNSが交通整理を行い、
「このドメインへのアクセスは、Cloudflare Pagesへ案内します。」
と振り分けます。
一方、メールは今までどおりConoHaで受信できます。
公開する場所と、案内する場所、メールを受け取る場所は、それぞれ別の役割だった。
今回の実験で、その仕組みがようやく自分の中で一本につながりました。

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