はじめに|昨日まで動いていたのに
以前の記事では、ブログの自動投稿が完成し、更新時間を約30分から1分まで短縮できました。
「これで毎週の記事作りがもっと楽になる。」
そんな手応えもありました。
だから今回も、いつも通り記事を書いて投稿しようと思っていました。
ところが――。
昨日まで動いていた仕組みが、今日は動かなかったんです。
突然、投稿できなくなった。
記事を書き終え、いつものように投稿を実行します。
ところが、WordPressへ接続するタイミングでエラー。
接続できません。
「昨日まで普通に動いていたのに?」
最初は単純な設定ミスだと思いました。
原因を探しても、分からない。
PCを再起動。
ネットワークを変えてみるため、スマホでテザリング。
設定ファイルも確認。
スクリーンショットを送りながら、Google Antigravityと一緒に原因を探しました。
考えられることは一つずつ試しました。
でも、決定的な原因は見つかりません。
おそらくサーバー側の一時的な問題だと思うのですが、それも推測です。
結局、原因は分からないままでした。
以前なら、ここで何時間も原因を追い続けていたと思います。
発想を変えてみる
そんな時、ふと思いました。
「SSHじゃなきゃダメなんだっけ?」
目的は、SSHを使うことではありません。
記事を公開することです。
Google Antigravityから提案されたのは、WordPress公式の「アプリケーションパスワード」を使う方法でした。
正面突破ではなく、別ルート。
「それで投稿できるなら、一度試してみよう。」
そう考えて切り替えました。
あっさり投稿できた
設定を終えて、もう一度投稿。
今度は問題なく成功しました。
記事も。
画像も。
SEO情報まで。
きれいにWordPressへ反映されています。
でも、目的はちゃんと達成できました。
主役は、アプリケーションパスワードじゃない
今回の主役は、アプリケーションパスワードではありません。
SSHで投稿することが目的ではありません。
記事を公開することが目的です。
手段が一つ止まったなら、別の方法を試せばいい。
言葉にすると、とても当たり前です。
でも、実際にトラブルが起きると、その当たり前を忘れてしまいます。
気付けば、「この方法じゃなきゃダメだ」と思い込んでいました。
今回うまくいったのは、新しい機能を見つけたからではなく、目的に立ち返ることができたから。
そのことが、一番大きな収穫だった気がしています。
おわりに|完成ではなく、育てていく
今回の原因は、最後まで分かりませんでした。
だから、「完全に解決しました」とは言えません。
でも、記事は予定通り公開できました。
そして、自動投稿の仕組みも、一歩前へ進みました。
完成したと思っていた仕組みも、実際に使い続けると、新しい課題が見えてきます。
そのたびに少しずつ育てていく。
AIとの仕事も、デザインも、きっと同じです。
「この方法しかない。」
そう思ったときほど、一度立ち止まってみる。
目的さえ見失わなければ、案外、別ルートの方が早くたどり着けることもある。
今回の実験で、一番学んだのは、そのことでした。
追記|別ルートにも、向き・不向きがあった
この記事を書いたあと、今度はサイトのデザインを修正するためにCSSなどのファイルを更新する機会がありました。
「今回見つけた別ルートなら、これもできるかな。」
そう思ったのですが、ここでまた新しい発見がありました。
WordPressのアプリケーションパスワードは、記事の投稿や更新には向いています。
でも、CSSやテーマファイルのようなサーバー上のファイルを書き換えることはできませんでした。
結局、その用途にはFTPサーバー経由で自動化する仕組みを新しく作ることになりました。
今回改めて感じたのは、「別ルートを見つければ、すべて解決する」というわけではないということです。
目的によって、最適なルートは変わります。
また一つ、AIと一緒に学ぶことができました。
追記|原因が分かりました(2026年7月13日)
この記事を公開したあと、サーバを運営しているConoHaのサポートに問い合わせしたところ、回答が届きました。
原因は私の設定ミスではなく、Linuxカーネルの脆弱性(CVE-2026-43499)への緊急セキュリティ対策として、ConoHa WING全体でSSH機能が一時的に停止されていたためでした。
そのため、このときは誰が試してもSSHでは接続できない状態だったそうです。
記事を書いていた時点では原因が分からなかったため、「おそらくサーバー側の問題」と推測していましたが、結果的にはその推測は間違っていませんでした。
ただ、このトラブルがあったからこそ、WordPressのアプリケーションパスワードという別ルートを知ることができました。
さらにその後、CSSやテーマファイルを更新する場面では、アプリケーションパスワードでは対応できないことも分かり、現在はFTPサーバー経由での自動化へ切り替えています。
一つの方法が万能ではありません。
目的に合わせて手段を選ぶ。
今回の実験は、その考え方をより深く教えてくれました。
WordPressには「別ルート」が用意されている
WordPressには、ログインパスワードとは別に「アプリケーションパスワード」という公式機能があります。外部アプリやツールから安全に接続するための仕組みです。今回も、この方法に切り替えたことで投稿を続けることができました。詳しい仕組みや設定方法は、別の記事で実験しながら紹介する予定です。


コメント