2021年になってから、耳にすることが増えたNFT。いったい始まりはいつからなのか?
その答えは2014年…なんと7年前です。いや…NFTはおろかブロックチェーンすら日本では聞いたことがなかったと記憶してます
NFTとその基盤にあるブロックチェーンは、これから世界を変えていく技術です。その歴史の始まりを探っていきたいと思います
初めて鋳造されたNFTはケビン・マッコイ作『Quantum』
初めて作られたNFTはケビン・マッコイというアーティストの『Quantum』。5秒ほどのデジタルアート動画です
ERC-721というNFTを発行する規格(プロトコル)ができたのが2017年です。発表された当初はNFTという言葉すらなかったらしく、NFTの歴史における始祖とも言える作品です
オークション最大手のサザビーズで約150万ドルの価格で取引されました
ケビン・マッコイは、ジャニファー・マッコイとともに夫婦でニューヨークで活動するアーティストです。ソフトフェア開発やインスタレーション、メディアートなどテクノロジーを駆使した幅広い創作活動を繰り広げています
NFTは歴史がわかりやすい
NFTアートの良い点の1つは、歴史が明確にわかるという点です
NFTはいつ誰の元で鋳造(Mint)され、誰から誰へ売買・交換されたかはブロックチェーン上に刻まれるため一目瞭然です。ブロックチェーンという技術は書き換えができないためそれらの情報を疑う必要がありません
そのため既存のアート作品で議論される、どちらが元祖かと言ったような争いが起きることがありません
また、その時間軸が新たな価値を生み出しています。NFTの歴史はまだ始まったばかりですが、すでにアンティークと呼ばれる創世記の作品たちがその価値を高めています
これからも、歴史を作ってきた作品たちとその熱い思いを紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!
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